正しい歩きの7つのステップ


正しい姿勢のための3つの土台ができあがりました。

 

さあ、正しい歩きにうつりましょう。

正しい歩き方というのは、「身体に無理な力が入らない歩き方、つまり、滑らかで疲れにくい歩き方」です。

 

そのために必要なポイントが以下の7つと捉えています。

  1. 仙骨を立てて、正しい立ち姿勢をつくる
  2. 肩と胸を開き、肺の機能を高める姿勢をつくる
  3. つま先と膝の向きをそろえて、真っ直ぐ前に出す
  4. 足はかかとから着地し、膝を伸ばして、前足に乗り込む
  5. 後ろ足のつま先で身体をスッと押し出す
  6. 腕は前だけでなく同じふり幅で後ろにも引くように振る
  7. 顎を少し引き、目線は足下から10mほど前の道へ

すごく大切なポイントですが、これらは

・正しい姿勢の3原則

・正しい歩きの3原則

がある程度できていることが条件です。

 

この原則を無視して、上記の7ポイントを頑張ろうとしても

身体がうまく動かないので、一部の関節に過度に負担をかけて痛みになったり

ボディラインが崩れる誘因になります。

順番を間違えないようにすることがポイントです。


それでも正しい姿勢で歩けないのには理由がある

ただし、歩き方には人によってさまざまなクセがあります。

日本人は、たくさん歩くことの重要性は理解していますが(1日1万歩歩きましょうというのが代表例)、

歩き方の質を重要視しているひとはほとんどいないと思います。

なので、自分では気が付かなかったり、何が悪いのかが漠然として理解していない方も多いです。

 

悪い歩き方は、確実に足腰を痛めます。

正しい歩き方は、独学で、自分の意識である程度まで治すことができるかもしれません。

しかし、なぜウォーキング教室を行っているかというと、一人ひとり全然違うからです。

そして、言葉で理解したつもりになっていても、身体がうまく癖付けできない。

さらに、うまく癖付けできないのには理由があります。

 

それは、『正しい姿勢と歩き方をスムーズに身につけるための身体づくりができていない』からです。

正しい姿勢と歩きに必要な筋力・必要な柔軟性・必要な可動域が確保されていないからです。

 

これは意識だけではどうにもできません。

意識と、意識通りに体がスムーズに動く身体づくりを正しい方法で行うことなのです。

つまり、

*正しい姿勢と歩き方の練習や意識 に加えて

*正しい姿勢と歩き方の練習がうまくできるためのカラダづくり

を同時並行で行うということです。

 

このことについては、具体的に次回の講座でご案内いたします。