水を1日2ℓ飲むことは理想的な水分補給ではない

私のフォロワー様の多くは、既に栄養学に関する知識をおもちなので

このことについてはご存知の方が多いと思いますが、今一度復習したいと思います。

 

まず、水分を1日2ℓ以上とることが健康に良いという、根拠はありません。

また、水分を1日2ℓ以上とることが健康を害するという、根拠もありません。

 

大切にしたいのは

①『水分は一番重要な、豊富に摂るべき必須栄養素である』が、

②『1日たくさんとることよりも(量)、1日どれだけこまめにとれたか(頻度)』

③『適切な供給には、【水(H2O)+○○】で”飲んで・食べる”』ということです。

 

 

①水分は豊富に摂るべき必須栄養素

 

まず、栄養が豊富に含まれる食材をとるよりも、

水分をしっかり摂ることを優先したいです。

なぜなら、人間は1週間食べなくも、なんとか生存できますが

1週間水を全く飲まない生活をすると、死んでしまいます。

さらに、健康な成人の60%を占めるのが水分です。

 

水分はご存知の通り血液をサラサラにします。

他にも色々働きはありますが、ここで特に大切にしたいのは、

消化機能を高めるために必要ということです。

なぜなら、消化液(胃酸・唾液・胆汁)の主成分は水分だからです。

*胃酸→主にタンパク質

*唾液→主に糖質

*胆汁→主に脂質

をちゃんと消化してくれる役割があります。

 

ですので、水分不足はこれらの消化液が少なくなるので

食べたものが適切に消化されず、大腸で腐敗したり、炎症が起こったり、下痢便秘の要因にもなるのです。

 

どんなに食事を改善しても体調が良くならない場合、

まず食事内容を疑う前に、水分を摂れているかを見直すと良いでしょう。

もしかすると、水分不足により消化システムが悪くなり、

栄養がうまく消化吸収されなかったためかもしれません。

 

 

②1日たくさんとることよりも(量)、1日どれだけこまめにとれたか(頻度)

私たちは生活する上で、汗・尿・便などで常に水分を失っています。

 

なので、こまめに補給することが重要なのです。

一気の飲んでも、尿として出ていくことが多いです。

 

 

③  適切な供給には、【水(H2O)+○○】で”飲んで・食べる”

水分を効率よく体内に供給するためには、水だけでは足りません。

『ミネラル』が必要です。とくに『マグネシウム』です。

具体的には『マグネシウム・ナトリウム・カリウム・塩化物・カルシウム・リン』です。

 

ここでいうミネラルがあって初めて、水分(H2O)は効率よく体内(細胞内)に吸収されます。

そして、水分は飲むだけではなく『食べる』が重要です。

 

なぜなら、水を飲むことももちろん大事ですが

食べ物に含まれている水分には、その食べ物に上記ミネラルが含まれているので

効率よく細胞へ水分補給できるからです。

 

食べ物の中で豊富に水分が含まれている食材は野菜・果物ですが

果物は糖化の要因となる『果糖』が多いので野菜がベストです。

特に、上記ミネラルが豊富に含まれているのは『緑の濃い生の葉野菜』です。

 

緑の葉野菜に海塩(Nacl:ナトリウム+塩化物、Mg:マグネシウム)、油(ミネラルの吸収2~3倍上昇)の組合せはまさに理想的な水分補給といえます。

 


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