正しい姿勢と歩きの前提条件


ここまで長きにわたって、『正しい姿勢・歩き方の原則』をお伝えしていきました。

これまでお伝えしてきた内容をご覧いただいたあなたは
身体の不調や歪みの根本的な改善の仕組みを理解することができていると思います。
また実際に生活で取り入れることで、今までよりも歩き方が楽になったり、身体の痛みが緩和された方は、正しい姿勢でや歩きに近づいてきた証拠です。

何故なら、正しい姿勢や歩き方を日常生活でできるようになると
全身の筋肉と関節が効率よく使われ、身体の歪みが整うからです。

そうなると、マッサージや整体に通わなくても不調なく毎日過ごせ
代謝も上がるので、ハードな運動をしなくても痩せやすい身体を手に入れることができます。

ただ…
『理論は分かったけど、身体を思うように動かない』という悩みをお感じになられた方もいらっしゃるのでは?
例えば、
*一生懸命胸を開こうとすると、腰が反ってしまう。
*腕を後ろに振るのが辛い。
*膝を伸ばそうと意識するけど、伸びない。無理に伸ばそうとしすると、太ももが張る。
*反り腰の状態でヒールで歩く→ヒールによりさらに前重心となり、反り腰を強める。前ももが張る
などの問題が起こります。

正しい姿勢や歩きをしっかりできるようになるためには
そもそも『○○』ができていないといけないんです。
その大切な前提条件とは?
それは『正しい骨格』なんです。

正しい骨格とは?

ちょっと難しい表現になってしまいましたね💦

 

要は、『正しい歩き方を実践する前に、身体そのものを整えたほうが手っ取り早い』ということです。

 

例えば、猫背。

人の背骨は、もともと自然なS字カーブを描いており、上から頸椎(けいつい)胸椎(きょうつい)腰椎(ようつい)となっています。 猫背はそのうちの胸椎が極端に湾曲している状態です。


猫背は、骨の形が変わってしまったことで起こります。このような状態になりますと、

意識しても胸を張ることが難しい、または代償動作として腰を反ってしまいます。

この場合、まず意識で正しい姿勢や歩きをもっていくのは難しいです。

 

まず行うべきなのは、猫背の状態を良くして(胸椎の過度な弯曲を改善して)

胸を開きやすい状態(胸椎の伸展といいます)をつくっていく土台作りなのです。

 

正しい骨格づくり ⇒ 正しい姿勢や歩きの意識(頭で考えて、動かす)⇒ 正しい姿勢と歩きの無意識化

 

というプロセスが重要なのです。

 

正しい骨格ができると、

一生懸命力まなくても、ラクに正しい姿勢や歩きに意識的に作ることができます。

実は正しい姿勢や歩きというのは、力んで作るものではありません。

筋力トレーニングのように、どこかに一点集中で力を込めて動かすのとは違います。

 

骨が正しい位置にあると、全身の筋肉をバランスよくしなやかに使えるので

正しい姿勢で歩くけば歩くほど、どんどん代謝は上がり、健康になっていくのです。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

正しい骨格の重要性に気付いたあなたは、今からさっそく体型(骨格)を整えたい!と思ったはずです。

では、どの部分に着目して骨格の歪みを整えていけばよいのか?

次回はその点についてお伝えします!お楽しみに✨