正しい骨格を整えることこそが、正しい姿勢で歩くことの最短の近道になるだけではなく
*肩こり・腰痛・膝痛などの身体の痛みから解放される
*ボディラインが整い、痩せやすい身体になる
と良いことづくめです。
このことが分かり、自分でケアする方法が分かれば
整骨院やマッサージに通う回数も減りますので、時間もお金も浮きます。
そして、歩くことが『ラクに』『楽しく』感じるようになり
体型に洋服を合わせることなく、着たい洋服を思う存分着る嬉しさも出てきます。
その第一歩として『骨盤タイプを知る』というのはとても大切なことです。
ポイントは2つ。
1つは、『骨盤が前後に傾いているかどうか』
もう1つは、『骨盤が前にスライドしているかどうか』です。
まず、骨盤が前後どちらに傾いているのかについて知ることが大切です。
結構、幼少~学生時代のスポーツ経験の有無と種類が骨盤の傾きに影響を及ぼしています。
例えば、重心を低く腰を落とす球技(バレーボール等)は骨盤が後傾し、自分の身体能力だけで行う競技(陸上、バレエ、体操等)は骨盤が前傾しやすい傾向にあります。また、何も運動をしていない日本人の多くは骨盤が後傾しやすいです。
分かりやすい方法の一つとして『前屈』があります。
膝を伸ばして、前屈したときに簡単に手に床がつくなら「前傾」。全然つかないようなら「後傾」。つくかつかないかのスレスレが理想ラインです。
*骨盤前傾タイプ:膝が内側に入りやすく、内ももの筋肉が使いにくい。腰が反りやすいので腰痛を引き起こしやすく、前もも~横ももが発達しやすい傾向にある。腰が反りが強く、腹筋の力が抜けやすいのでお腹が出っ張りやすい。
*骨盤後傾タイプ:膝が外に開き、O脚になりやすく膝も曲がりやすい。さらにO脚は外側に重心が偏りやすいので外ももが発達しやすくなるだけでなく、膝を曲げながら歩くので膝上や足首に脂肪がたまりやすくなる。背中などの姿勢を保つ筋肉が衰えやすいので猫背になりやすい。
骨盤が正常位よりも前に出ているかどうかということです。
専門用語で『スウェイバック姿勢』ともいわれるのですが、厳密にいうと『肩よりも股関節が5センチ以上前に出てしまっている状態』のことをいいます。
デスクワークが多い方や、産後女性に多いと言われています。
骨盤が前へスライドすることでどんな問題が起きるかというと…
*猫背が強くなることで、肩こり・首コリが強くなる
*腰の反りが強くなることで、腰痛になりやすい
*股関節に痛みを生じやすくなったり、前ももが張りやすくなる
*下腹部の筋肉が使いにくくなり、下腹のたるみが生じる
この2つのポイントがどちらも当てはまる人がいますし、どちらかだけ(例えば、骨盤前傾だけど前にスライドはしていない)の人もいます。理想は「骨盤の傾きがなく、前にスライドしていない状態」です。
この理想に近づけるためのエクササイズやストレッチを行うことで、骨盤が整い、全身の骨格が整いやすくなる、といった流れになります。
このメルマガでしっかり自分の骨盤タイプを把握しましたら、次回はいよいよ実践編です。
自分の骨盤タイプに合ったエクササイズやストレッチを紹介していきますので、次回も是非お楽しみにしていてください!